緊急地震速報の誤報

実際に速報が出た時間はすっかり寝入っていたので気付かなかった。
どんな速報になるのかリアルタイムで見てみたかった。


誤報の原因は震度計の伝送システムの保守時に技術者が気を利かせて依頼されていない部分を修正した時に新たな障害を作りこんでしまったらしい。
依頼されていない修正ゆえに本来行うべき影響調査、テスト、レビューなどのが十分に(もしくは全く)行われないまま本番適用したのだろう。


自分の周りでも同じように依頼されていない範囲でヤバい障害を見つけたことがある。
間違っていることが明確であっても修正は簡単ではない。それが重要であればあるほど。
重要であるほどそれに対するコストは大きい。誰もそのコストを持ちたがらない。
中にはそのコストの大きさ故に闇に葬られる事もあったような。


現実はそんな風に稼働しているシステムに頼り切って生活している。これが破たんしたらどうなるんだろう。便利になる一方でとてももろい。
問題の根っこは異なるが、GPSに使っている衛星の打ち上げが予算的に行き詰まっているらしい、これが機能しなくなったらどうなるのだろうか。